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怪紀行兵庫淡路島・日本で2番目の逆さの世界? みたから公園

■淡路島はすてきなところ

どうも最東です。いやあ、淡路島ってすてきなところですよね。

ナゾのパラダイスはあるし、世界平和大観音……はなくなっちゃった(うおおおおん号泣)、旧尾崎小学校SAKIA、タコせんべい、たまねぎ

直木賞作家の湊かなえさんも住んでいるという噂だし、もう住みたい。うにしゃぶ!(発作)

とにかく淡路島というところはねこの博物館ふくめ、すばらしいところなんです。

そんなすばらしい名所三昧の淡路島、最東も一体何回目でしょうね? 訪れるのは。

今日も今日とてソウルメイトのイマムを助手席に走りますよプリプリくん。

ソウルメイッ!ソウルメイッ!

拙著『この場所、何かがおかしい』にも一枚写真を載せましたが、今回の一番の目的は取り壊しがついに始まったという世界平和大観音です。

すでに頭まで足場が組まれて見るも無残な姿になっているという情報をキャッチし、最後のお別れのつもりで行ってきました。

だがしかし!

それだけではもったいないので、淡路島で探したよ変な場所。

あった!(Google調べ)

ここに行こっと!

■みたから公園

さて、まず淡路島観光ガイドのページを見てみましょう。

https://www.awajishima-kanko.jp/manual/detail.html?bid=332

こいのぼりと写真一枚。なんともシンプル。あわじ花へんろの第50番札所でもあり、見ごろの花の紹介もあります。以上。

おい待て待て待て待て待て!!

肝心なこと記載してねーよ!というか、むしろこっちを書かなきゃだめだろ!!(興奮)

みたから公園は、パッと見は普通の公園です。いや、普通のこじんまりとした公園です。※言い直すな

最東たちが訪れたのは三月でしたが、観光ガイドのページにもあるように五月の鯉のぼりが売りのようです。

とりあえず駐車できそうなスペースにプリプリくんを停め、みたから公園を観察します。

ふむふむな~る、よくわからん。

植え込みと休憩スペースはあるものの、公園ぽさはあまりわかりませんでした。遊具っぽいものもありません。

MAICCAいっとけ ま、いっか~

なつかしすぎる

と進んでいくと『みたから公園』のスタンプラリー?かなんかの札所が。すぐ脇に階段があり、あそこに例の場所があるようです。

いちゃいちゃ

ちゃんと『逆さの世界登り口』という案内看板が立っていました。

イマムといちゃいちゃしながら登るとありました!

妙に低いお立ち台と【堺宝物殿】と書かれたステンレスの硬貨投入口がついた観音開きの祠。扉には『百円を入れましたか ・・・・ハイ では開けてください』という高圧的な文言が。

なんだこれ?と思いながら、すぐそばの案内版を見てみると次のように書いてあります。

”今この前にいるあなたへ

あなたは今、逆さの景色を

視る機会に恵まれました。即ち

社会の裏がわ、人生の裏がわ

を視て、今の社会に、人生に

感謝しましょう。今この時を

節目に今後の人生はすばらしい

人との出合い 幸運の人生が

待っています

右の宝庫の扉を開けてみましょう。

幸運を導く宝物が待っています。

開ける前に投入口へ百円を入れて

から開けお持ち帰りください。

堺活性化委員会“

why?

■逆さの世界へレッツゴー

説明を読んでもなんだかよくわからないので、ナゾのお立ち台を見てみました。

『日本で2番目の逆さの世界のぞき台』

日本で2番目の逆さの世界のぞき台

why?(2)

日本で2番目?

逆さの世界?

のぞき台?

ねんのためもう一回

たった一文の中にいくつも突っ込みどころを作るなんて、もしかしてこれを書いた人はミステリ作家なのかな。(偏見)

よおし、推理パートだ!(ダンガンロンパと逆転裁判好き)

まず……日本で2番目というのは置いておいて、逆さの世界について考えてみよう。この文のすぐあとに「のぞき台」とあるのだから、なにかを覗くのだろう。くくく、なかなかやるじゃねえか。

イマム「これ、股のぞきのことじゃないんですか。天橋立が日本一なので日本で2番目ってなってるんだと思うんです」

これだからミステリ作家は空気読まない~~!

知ってて来てるんだから言わないでよ~、もうちょっと茶番させてよ~~

……そういうわけで、のぞき台の上で股のぞきをやってみました。

俺のターン!
イマムのターン!
俺のターン!!!

……

…………

………………

普通の景色。なんで股からのぞかせたし。

強いて言うなら、つづら折りの棚田があるなあ程度のものです。

「ちょっと俺わからんかった。イマム、見てみてや」

「yes,Sir」

イマムも続いて股のぞきをしてみましたが、彼のような金田一とコナンが悪魔合体したような頭脳を持つイマムでさえもなにがどう日本で二番目なのかわからなかったもよう。

■推理爆発!IMAMU!!

とりあえずその答えがあるのだと思い、例の宝物殿に百円×2を投入。パカッと中を開けました。

中にはビニールに入ったA4をふたつに折った紙がありました。『百円で一部(一枚)です』とあるので、一部ずつ拝借。wktkしながら開きました。

一部(一枚)とありますが、開くともう一枚折り込んでありました。なんだかナゾトキゲームの気分です。wktk

パカッ
中の紙(中にももう一枚)

「……」

「……」(イマム)

中の紙は公開できませんが、なんべん読んでもまったくわかりません。どういう意味なんだこれ。

ふたりで無言のまま何周も紙に目を通していると、ついにイマムの超頭脳が爆発しました。

「ぃよし、わかった!(手を打つ)ここで股のぞきをして、百円でこの紙を読んで「一体なんなのかわからない」と困惑している人をあそこ(つづら折りの棚田の頂上らへんを指差し)から土地の権力者がワインに猫を撫でながら見て楽しんでるんですよ!」

「さすがイマム!全然腑に落ちない!」

それからたくさんの推理合戦を繰り広げましたが、結局なんなのかわかりませんでした。

釈然としないまま帰途についたわけですが、これはこれでTHE☆怪紀行(珍スポともいう)なので、最東は割と満足しました。(イマムはずっと釈然としないようでした)

これが日本で2番目の逆さの世界

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